納豆1日1パックで死亡率10%減なぜ?長寿効果も!納豆の色々な効能とは。

納豆などの発酵性大豆食品を毎日食べる人は、食べない人と比べ10%死亡率が下がると2020年1月に国立がん研究センターの研究チームが調査結果を発表しました。

なぜ納豆などの発酵性大豆食品を毎日食べると10%も死亡率が下がるのか?その理由を探ってみましょう。また納豆などの発酵性大豆食品の効能・効果も調べてみましょう。

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なぜ納豆を毎日摂取すると死亡率が下がるのか。理由は?

国立がん研究チームは、国内の成人男女約9万人を1995年以降、平均15年間追跡調査した。食事内容を聞き、大豆食品や発酵性大豆食品を食べた量により五つのグループに分類。ほかの食品による影響や、降圧薬を使用しているかなどの影響を取り除いて分析した。

 発酵性大豆食品を最も多くとるグループ(1日におよそ50グラム)は、最も少ないグループと比べて男女ともに約10%死亡率が低かった。50グラムとは納豆1パック程度。食品別に見ると、女性では納豆やみそを多くとると、死亡リスクが下がる傾向が顕著だった。

引用:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200130-00000011-asahi-soci

発酵性大豆食品の中でも、もっとも注目は”納豆”なんです。

納豆を毎日、半パックから1パック程食べる人に比べ、ほとんど食べない人は、男女ともに脳卒中心筋梗塞などの「循環器疾患」による死亡リスクが、およそ20%低いことが明らかになったと国立がん研究チームが発表しています。

脳卒中心筋梗塞などの「循環器疾患」はいずれも日本の死亡原因のトップ5を占めている疾患なんです。

この2つの病気について簡単にご説明します。

脳卒中とは…いくつかの種類がありますが、大きくは脳の血管がつまる「脳梗塞(のうこうそく)」と、脳の血管が破れて出血する「脳出血」や「くも膜下出血」に分けられます。

引用:https://no-kosoku.net/about/

心筋梗塞とは…「心筋」は心臓の筋肉のことで、「梗塞」とは血管がつまって栄養が行き届かなくなり、細胞が壊死してしまうことです。心臓は全身に血液を送るポンプの役割を果たしています。心臓が送り出した血液の約5%は心臓を出てすぐ分岐する冠動脈に流れ込み、心臓自身に酸素や栄養を届けています。この冠動脈がつまって心臓の筋肉の一部が壊死してしまう病気が、心筋梗塞です。

引用:https://www.min-iren.gr.jp/?p=7740

この症状をご覧になって解ったと思いますが、脳卒中心筋梗塞などの「循環器疾患の病気に共通して言える事は、どちらも血管がつまっておこるという事なんです。

つまり、血管の病気であり、そこには動脈硬化(血管が硬くなり、柔軟性がなくなっている状態)が大きく関わっています。

そして、この脳卒中や心筋梗塞の原因となる、動脈硬化に拍車をかけるのが、高血圧、脂質異常 (高脂血症)、糖尿病、喫煙、遺伝(体質)などの危険因子をお持ちの方なんです。

おもにこの危険因子をお持ちの方は、禁煙することで解決できる喫煙以外、治すことがなかなか難しい病気で、食事のコントロールや運動といった生活習慣の改善と、大抵は薬を用いて適正な状態にコントロールすることが必要です。

近年、中年の方はじめ若年層の方にも見られるのが、メタボリックシンドローム(通称メタボ)です。

これは腹部肥満がベースにあり、さらに高血圧、高血糖、脂質異常の3項目のうち2項目を合併した場合を言います。1つ1つがたとえ軽症であっても、いくつもの危険因子を持つことにより脳卒中心筋梗塞にかかる危険性が大きく上昇することが知られています。

そして、この日本人の死因のトップ5のうちの2つに入る脳卒中心筋梗塞。その起因となる動脈硬化予防する効果が明らかになったのが、この”納豆”なんです。

納豆には『レシチン』という物質が含まれており、動脈硬化の原因となるLDLコレステロールや中性脂肪を除去して血液をサラサラにしてくれます。それが、他の食品にはない唯一の効果なんです。しかも、その効果は他のどの食品よりも絶大で一瞬でサラサラにしてくれる効果があるとの事。それゆえ、脳梗塞や心筋梗塞を予防する効果は非常に大きいんです。

つまり、日本人の死亡原因トップ5の脳卒中心筋梗塞などの「循環器疾患」を予防してくれるので、死亡率が10%減に繋がるという事なんですね。

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納豆の様々な効能・効果は?なぜ身体にいいのか?

・血管を強く、しなやかに保つ効果があります。

・血液中には『AIM』というタンパク質があり、これが少なくなると人間は肥満になりやすくなります。しかし、納豆を食べることで、この『AIM』の濃度を適切に調節でき肥満を改善すると考えられています。

・血糖値の急激な上昇と低下が繰り返されることによって発症する糖尿病ですが、納豆に沢山に含まれている食物繊維・ビタミンB2には、糖質と一緒に摂取した際に血糖値の上昇を抑える効果があります。糖尿病予防には最適の商品です。

・血糖値の急激な上昇は、認知症にもつながります。食後高血糖が続くことで作られる有害物が脳細胞にダメージを与えてしまいます。それゆえ納豆を食すことが、認知症の予防に繋がると考えられています。

・納豆には実は骨を強くする効果があるとも考えられています。納豆に含まれるビタミンK2は、骨の形成を促進する性質を持っており、骨粗鬆症を予防する効果があります。

・納豆には女性ホルモンと似た働きをすると言われている、イソフラボンがふんだんに含まれています。この納豆に含まれるイソフラボンには乳がん前立腺がんなどの『がん予防』をしてくれると考えれており、納豆の「抗菌ペプチド」という物質が、がん細胞の死滅に効果があります。

・納豆には、ハウスダストやダニを原因とするアレルギー性鼻炎に効果があることが分かりました。納豆を日々摂取する事でアレルギー症状が出る際に増える『好酸球』の数が抑えられていたことが明らかになっています。

・納豆には腸内環境を整えてくれる作用があり、便通をスムーズにしてくれる便秘解消の効果もあります。

・納豆には長寿効果があります。納豆に含まれる『ポリアミン』には、動脈硬化を防いだり、体の炎症を抑え、老化を遅らせる作用があります。また、肌のハリをよくする効果もあります。

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納豆1日1パックで死亡率10%減なぜ?に関するまとめ。

ここまで、納豆について色々と調べていきましたが、如何でしたでしょうか?まさに食べて悪い事が一つもない、良いこと尽くしの食品ですよね!

  • なぜ納豆を毎日摂取すると死亡率が下がるのか…まさに日本人の死因の原因となるトップ5の病気脳卒中心筋梗塞などの「循環器疾患」を防いでくれる効果・作用が絶大という事。

  • 納豆の様々な効能・効果…血管を常に健康に保ってくれる、肥満改善をしてくれる、糖尿病予防に最適、認知症予防にも効果あり、骨の形成を促進し骨粗鬆症を予防、乳がんや前立腺がんなどの”がん予防”効果、ハウスダストやダニを原因のアレルギー性鼻炎に効果、便秘解消、体の老化を抑え肌のハリを良くする長寿効果。

納豆を食べると得する事ばかりです!
貴方も健康の為に毎日食べてみてはいかがでしょうか?

最後まで読んで頂き有難うございました。

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